ピカチュウの誕生秘話について、ゲームフリークの杉森建氏と西野弘二氏、にしだあつこ氏が、読売新聞のインタビューでコメントしています。
これによると、ピカチュウのモデルはリスなのだそうです。
ピカチュウ、モデルはリス
ポケットモンスターのキャラクターでは、ピカチュウが一番有名です。
このピカチュウは、「ねずみポケモン」なので、誰もがモデルはネズミだと考えると思われますが、実はそうではないことが、今回明らかにされています。
ピカチュウを生み出したデザイナーのにしだあつこ氏によると、ピカチュウのモデルはリスになっているとのことです。
リスがモデルだったのは、当時、にしだあつこ氏の中で「リスブーム」が起こっていたからであり、リスを飼いたいと思っていたため、リスモデルのキャラクターをポケモンキャラとして描いたそうです。
このため、ピカチュウのほっぺに赤い丸があるのは、リスの「ほお袋」をイメージしたものになっているとのことです。
また、リスと言えば、尻尾もかわいいので、ピカチュウもしっぽが付けられているということが説明されています。
よって、ピカチュウは、ネズミとは全然違うところからデザインされたキャラクターであり、モデルをあえて言うならば「リス」になっているということになります。
ちなみに、リスを参考にしたのは、基本的には、ほおの部分だけであり、その他の部分は、にしだあつこ氏がかわいいと思うパーツを組み合わせて作ったことも明らかにされています。
ネズミではなく大福のようなキャラ
ポケモンのピカチュウのモデルはリスですが、当初は、大福のようなデザインだったことも明らかにされています。
ピカチュウは、現在はスリムな感じのデザインですが、ゲームボーイの「ポケットモンスター 赤緑」の頃などは、もっとふっくらしたデザインでした。
これは、大福のようなふっくらしたデザインが元になっているから、このような体形だったようです。
そして、この大福のようなキャラクターは、にしだあつこ氏が「ピカチュウ」と命名したことも明らかにされています。
「ピカチュウ」は、前述のようにリスがモデルなので、この「チュウ」にネズミ感を感じて、リスがモデルということに違和感を持つかもしれません。
ただ、「ピカ」はでんきタイプをイメージした名前であるものの、「チュウ」はネズミを意識したわけではなく、何となく付けただけだったそうです。
むしろ、「ピカチュウ」という名前が付けられているので、このポケモンは、「でんきねずみ」という設定になったことが明らかにされています。
ちなみに、でんき感を出すために、尻尾を雷イメージにデザインしたこともコメントされています。
なお、耳の部分が黒いのは、大福のイメージが強かった時の名残だそうです。
また、背中に模様があるのは、バトルで後ろを向いている姿のときに、背中がツルっとした感じだと寂しいから、このような模様を付けたと説明されています。
コメント
これは衝撃の事実だね
絶対ねずみだとみんな思ってたよ
俺はキンクマかウサギだと思ってた
しかし、究極のデザインとは常に予想外に現れるものよな。
もっとリス寄りにしてたらパチリスが今のピカ様ポジだった!?
たしかに初期はふくふくしてたもんね、ピカチュウがやっぱ一番カワイイ
ハムスターって言ったりリスって言ったり
ブレすぎじゃねーの
ハムスターの話は聞いたことがないのですが
昔どこかに公式の人のインタビューでも載っていたのですか?
サトシのピカチュウはスピードが高いと言う設定、今の体型の方が説得力がある。
リスと大福からスタートして、可愛いものや属性パーツを色々付け足していった結果、当初とは別のハムスターになったという感じ
確かに!「ねずみポケモン」と言われている(英語版の分類でもMouse Pokemon)
けれど全然ハツカネズミっぽくないな
完成形ハムスターの方が近くないか?