スマホの「ポケモントレーディングカードゲームポケット」について、1つ話題をご紹介しておきます。
話題は、DeNAの取り分の割合は課金額の何割なのかについてです。
ポケポケ、DeNAの取り分の割合
「ポケモントレーディングカードゲームポケット」(ポケポケ)は、2024年10月30日に配信されたスマホゲームです。
このスマホゲームは、ポケカをデジタルで楽しむというようなものになっています。
また、ポケポケは大人気のゲームになっているとも言われており、2024年12月12日時点での全世界でのダウンロード数は6000万ダウンロード以上であることも明らかになっています。
そして、ポケポケはいわゆるガチャゲーでもあるので、ダウンロード数が多いとなると課金収入も多いと言われています。
今回、この課金収入について、ポケポケの開発元の1つであるDeNAが少しコメントしています。
これによると、DeNAのゲーム事業は、ポケポケの配信以降、急激に収益がアップしているとのことです。
具体的には、DeNAのゲーム事業全体として、3カ月で850億円以上の課金があり、収益は250億円以上になったそうです。
この数字は、前年同期が238億円の課金、127億円の収益、前四半期が221億円の課金、113億円の収益になっていることから、課金額で3.5倍ぐらい、収益で2倍ぐらいになったということです。
つまり、DeNAはポケポケで物凄く儲かったということです。
一方、ポケポケだけの課金収入や収益は不明です。
しかし、DeNAのゲーム事業全体の課金収入は、200億円台がずっと続いていたので、600億円ぐらい増えたと仮定することが出来ます。
そして、DeNAのゲーム事業全体の収益は、100億円台がずっと続いていたので、120億円ぐらい増えたと仮定することが出来ます。
このざっくりした仮定から、ポケポケの課金収入のDeNAの取り分の割合を知ることが出来るかもしれません。
株ポケとクリーチャーズ含め大体3等分
ポケポケの課金収入を600億円とすると、まず、「App Store」や「Google Play」が手数料として30%を引きます。
これにより、ポケポケの課金収入は実質420億円になります。
この420億円をポケポケの権利者である株ポケ、クリーチャーズ、DeNAで3等分すると、1社あたり140億円となります。
これは、前掲の仮定で出したDeNAの収益120億円に近い数値です。
ただ、実際には、「DeNAの開発」=「株式会社ポケモンカード・ディー・スタジオの開発」になっており、この「株式会社ポケモンカード・ディー・スタジオ」は株ポケが出資して作られている部分もあります。
このため、ポケポケの課金収入については、最終的にはやはり株ポケの取り分が一番多いのだと思われ、3等分の140億円から少し減らされているはずです。
よって、前掲の課金600億円で120億円の収益の仮定はそれほど外れていないと考えられるので、ポケポケの課金収入のうち、DeNAの取り分の割合はユーザーの課金額の2割ぐらいだと考えることが出来ます。
つまり、ユーザーが1000円課金すればDeNAに200円が渡っているということです。
また、株ポケが少し多いものの、ざっくりとしたイメージで言えば、ポケポケの課金収入は株ポケとクリーチャーズ、DeNAで大体3等分していると考えて良いはずです。
ちなみに、任天堂はどこ行ったと思う人もいるかもしれませんが、任天堂はポケポケには直接関わっていません。
ただ、株ポケは任天堂の関連会社なので、株ポケの最終的な収益のうちのいくらかが実質任天堂にも渡る状態にはなっています。
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