ニンテンドースイッチ「ポケモン レジェンズ アルセウス」の話題を、1つご紹介しておきます。
話題は、ダイナミックレンジ設定の「狭い 広い」のお勧めについてです。
アルセウス、ダイナミックレンジ設定
「ポケモン レジェンズ アルセウス」は、音の演出がこれまでのポケモン本編シリーズと少し異なっています。
それは、おそらく「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」を参考にしたのだと思われますが、BGMをバリバリ鳴らすというよりも、フィールドの自然の音など、環境音を重視する方向性になっているからです。
また、「BGM」、「SE」、「鳴き声」については、オプションで、それぞれどのぐらいの音量にするのかを個別に設定できます。
さらに、「ポケモン レジェンズ アルセウス」の音に関するオプションについては、「ダイナミックレンジ」というものも設定できます。
今回、このオプションの「ダイナミックレンジ」のお勧めの設定について、今作の開発に参加している株式会社コネクテコの北村一樹氏がコメントしています。
[一般の方向け]
— CONNECT+ECHO 北村一樹 (かじゅき) (@CompAudio) January 27, 2022
アルセウス設定画面のダイナミックレンジは、[音量]の幅です。空間の広がりや立体音響の設定ではありません。
静かな所から…ドーン!!と迫力あるのが[広い]。環境音も爆発音もスピーカー音量小さめにしてても両方そこそこ聴こえるのが[狭い]、です。
配信とかだと狭いの方が良いかも?
携帯機やスピーカーの性能、視聴環境によって出せる最大音量が各ユーザーによって違います。
— CONNECT+ECHO 北村一樹 (かじゅき) (@CompAudio) January 27, 2022
最大音量を大きく出せる環境では、大きい音はもちろん大きく聞こえますし、必然的に小さい環境音もそれなりの音量で聴こえることになります。
逆に、最大音量をあまり出せない住宅環境であったり、空調や換気扇の室内ノイズが多い環境だとでは、小さな環境音など聞こえにくくなります。
— CONNECT+ECHO 北村一樹 (かじゅき) (@CompAudio) January 27, 2022
これらを普通に聴こえる位までスピーカー音量を上げてしまうと、ダイナミックレンジを"狭く"抑えないと最大音量がものすごく大きくなってしまいます。
耳が過敏な方であったり、配信でゲームサウンドの上に実況者のボイスが重なってくる場合などは[狭い]にしておいた方が音の扱いがし易いかと思います。(急にデカい音が鳴ったり、小さい音が聞こえづらかったりしませんので)
— CONNECT+ECHO 北村一樹 (かじゅき) (@CompAudio) January 27, 2022
映画館の様な迫力を求める方は是非[広い]もお試し下さい!
ちなみに、ハンドヘルドでやるであろう子供たちや、大多数の方がおそらくオーディオシステムなどをお持ちでないことを想定して、デフォルト設定は[狭い]になっています。
— CONNECT+ECHO 北村一樹 (かじゅき) (@CompAudio) January 29, 2022
これによると、「ポケモン レジェンズ アルセウス」の「ダイナミックレンジ」の設定は、良いスピーカー付きのテレビや、サウンドバーなどの外部スピーカーにテレビ音声を出力している場合は、「広い」にする方がお勧めとのことです。
一方、普通のテレビ環境だったり、ニンテンドースイッチを携帯モードでプレイしたりするような場合は、デフォルトの「狭い」のままがお勧めとなります。
また、ゲーム実況などをする場合も、狭いの方がお勧めとされています。
ちなみに、音の説明を文章でするのはなかなか難しいものがありますが、「ポケモン レジェンズ アルセウス」の「ダイナミックレンジ」の設定を「広い」にすると、ゲームの印象もかなり変わるので一度体験してみるといいと思います。
なお、良いスピーカーに繋げなくても、「広い」に設定して、そこそこ良いヘッドフォンに繋げてニンテンドースイッチでプレイするだけでも、今作の「ダイナミックレンジ」の効果は感じられるようになっています。
コメント
操作と映像と音の組み合わせもゲームの醍醐味と思ってる自分には、結構興味深い話だった