スマホの「ポケモンGO」について、情報が出ています。
情報は、売られてしまっているというものです。
ポケモンGO、売られる
「ポケモンGO」は、スマホでプレイできるポケモンの位置情報ゲームです。
この位置情報ゲームは、ナイアンティックが開発、運営しています。
ただ、以前に出ていた噂通り、ポケモンGO事業が他の企業に売却されることが発表されました。
売却は「スコープリー」(Scopely)というアメリカの企業に対して行われます。
この「スコープリー」は、サウジアラビアの政府系企業「Savvy Games Group」に所属する企業なので、今回の売却は、実質サウジアラビアの政府系企業に売却された形になっています。
また、今回の売却は、同じくナイアンティックが開発、運営していた「ピクミンブルーム」と「モンスターハンターNow」についても同時に行われます。
さらに、これらに関連する「Campfire」と「Wayfarer」の事業も同時に売られます。
売却価格は、全部セットで35億ドル(約5215億円)です。
ちなみに、この売却価格は、「ポケモンGO」だけで毎年何百億円も稼ぐのでかなり安いのではないかとも言われています。
なお、ナイアンが開発運営する「Ingress」と「Peridot」は売られず、「Niantic Spatial Inc.」という新たな企業が作られ、そこが引き続き開発、運営していくことも発表されています。
また、新ナイアンティックと言える「Niantic Spatial Inc.」は、引き続きARやVRなどの研究開発事業も行います。
ナイアン開発チームはそのまま
「ポケモンGO」の売却については、噂が出ていたときに喜ぶ声もXなどで数多く出ていました。
それは、ナイアンティックが「ポケモンGO」の開発、運営企業として最低レベルの品質だとリリース時からずっと言われ続けているからです。
つまり、売却されることで開発や運営が変わり、良くなるのではないかと期待されていたということです。
ただ、今回の発表では、ナイアンのポケモンGOなどの開発チームはそのまま「スコープリー」に移行されるとのことです。
つまり、企業の名前が変わるだけで、開発や運営は引き続きナイアンの元のチームという、元イルカの「ポケモンワークス状態」になるということです。
よって、「ポケモンGO」の開発、運営の品質が向上するかと思っていた人にとっては期待外れだとも言えます。
一方、「ポケモンGO」が「スコープリー」に移行することで、今後、「スコープリー」の開発スタッフなどが関わって来るケースもあると思われます。
このため、かなり長期で見れば、意識だけ高い系のナイアンの開発色が少しずつ薄まり、今よりも運営などが良くなる可能性はあります。
なお、アメリカ企業のナイアンと、ポケカ禁止の実質サウジ企業のスコープリーだと、ポケカ禁止などが考えられない日本人の立ち位置から言えば「ナイアンのポケモンGO」の方が良かったということも言えるかもしれません。
そして、あまり発言力がなかったのかもしれませんが、価格が安いこともあり、任天堂や株ポケはよくこの売却に賛成したなというような疑問が生じる部分もあります。
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