ポケモンの「ユンゲラー」について、1つ話題が出ています。
今回は、20年の時を経てユリ・ゲラーに許されたというものです。
ユンゲラーとユリ・ゲラー
ポケモンの「ユンゲラー」は、20年ほど前に事件に巻き込まれています。
それは、イスラエルの"マジシャン"である「ユリ・ゲラー」に苦情を申し立てられたというものです。
ユンゲラーは、その名前から分かるように、ポケモン側は認めないかもしれないものの、ユリ・ゲラーが元ネタなのは疑いようのない事実です。
ユリ・ゲラーは、スプーン曲げの"ネタ"で世界的に有名になり、日本でもテレビで超能力者などとして紹介されていました。
そして、それを元ネタに作ったのが、ポケモンのユンゲラーです。
このため、ユンゲラーは、スプーンを持ったようなエスパータイプのポケモンになっています。
裁判になるほど揉める
ポケモンの「ユンゲラー」は、初期のポケモンブームのときに、ユリ・ゲラーの目にも止まることになります。
そして、ユリ・ゲラーは、自分をイメージして勝手に商品が作られたとして、アメリカで裁判を起こしています。
この裁判は、当時もネットは存在したものの、今ほど全く普及していなかったということもあり、その詳細はよく分かっていません。
また、簡単に言えば、嘘松が国内外にこれまで何人かいたということですが、「任天堂の最強法務部のネタ」などで注目を集めようと思っている人たちなどによって、いくつかの「創作」も行われており、事実では全くない話も一部でいくつか広まっています。
ユンゲラー裁判に関して、事実だと言えるのは、ユリ・ゲラーはこの裁判に「完勝」していないということです。
ただ、ポケモン側は、ポケモンカードゲームにおいて、その後、ユンゲラーのカードの発売を行っていないので、裁判によって何らかの「影響」を受けた状態になったと考えられています。
I am truly sorry for what I did 20 years ago. Kids and grownups I am releasing the ban. It’s now all up to #Nintendo to bring my #kadabra #pokemon card back.
— Uri Geller (@TheUriGeller) November 28, 2020
It will probably be one of the rarest cards now! Much energy and love to all!https://t.co/Rv1aJFlIKS pic.twitter.com/5zDMX5S8WA
20年の時を経て許されるものの…
ユリ・ゲラーが20年ほど前に裁判を行った結果、前述のように、ユンゲラーのポケモンカードゲームが発売されないという事態が続いています。
今回、これについて、ユリ・ゲラーがコメントを出しています。
これによると、ユリ・ゲラーは、20年前にユンゲラーに関する裁判を行ったことを、今となっては後悔しているとのことです。
そして、現在は、ユンゲラーのポケモンカードを発売しても良いということを明らかにしています。
よって、ポケモンの「ユンゲラー」は、20年の時を経て、ユリ・ゲラーに許されたということになっています。
ちなみに、ユリ・ゲラーがユンゲラーを許した理由としては、20年の間、自身のファンなどから、ユンゲラーを許して欲しいというような声がずっと寄せられていることを理由として挙げています。
また、最近、「なぜポケモンカードにユンゲラーのカードは長い間登場していないのか?」というような、海外のネット記事が作られたことも関係しているようです。
「罠」説も
ユンゲラーとユリ・ゲラーの裁判の詳しい内容やその結末は、前述のように、ハッキリとした内容は分かっていません。
このため、そもそも、ユリ・ゲラーがユンゲラーを許すまでもなく、最初から任天堂やポケモン側は、自由にユンゲラーのポケモンカードゲームを作る権利を持っているとも考えられます。
ただ、現在は、裁判があったので、ポケモン側が「自粛」しているだけとも考えられます。
一方、今回のユリ・ゲラーの主張を、ストレートにそのまま取り入れるならば、ユリ・ゲラーは、約20年前の裁判で、ポケモンカードゲームにユンゲラーのカードを新たに出すことを禁止する権利をゲットしているとも考えられます。
そして、もし、ユリ・ゲラーの主張通り、「禁止命令」のようなものが存在するのなら、今回、許しが出たので、今後、正式な命令廃止手続きなどを経て、ユンゲラーのポケモンカードが新たに登場して来る可能性もあります。
ただ、もし、ポケモン側が「自粛」しているだけなら、この言葉にそのまま乗っかり、「本人」の許可が出たとして新たなユンゲラーカードを作ると、「ユンゲラーはやはり俺の真似をしていたのか」として、新たな「権利侵害の証拠」を与えるということにも繋がり、ある種の「罠」に引っ掛かった状態になるとも言われています。
コメント
今回の騒動でフーディンがたねポケモン扱いになってることを初めて知った
実在する人物を元ネタにするときはその人に多少は敬意を込めるのが普通なんだけど、悪いように使われたからユリゲラーさんは怒った訳か。
まあこの件について許されたとしても、今更ユンゲラーのカードは出せないだろうし、任天堂側の自業自得だね。
2コメさんの、任天堂でなくゲーフリじゃないかな。
私には勝手にモデルにされて腹が立つ、以外に不利益が思いつけないのだけど、裁判起こす方が印象悪くならないかなーってずっと思ってた。
ポケモンの人気凄く高くなったし。
罠とかじゃないといいね。
どこが自業自得なん?
ルージュラやキレイハナの顔の色が黒人差別だ!って主張くらいのいちゃもんとしか思わなかったな
恣意的でなくても、受け手の数だけ受ける印象が違うし防ぎようがないし
全部聞き入れていたらキリがないし
程々のところで自粛するしかないことだから
あとやっぱり株ポケやゲーフリのワードが出て来ないことに違和感を感じる
ルージュラとかキレイハナはイチャモンと言えるだろうけどユンゲラーは誰がどう見てもユリ・ゲラーが元ネタだからな