ポケモン ソード シールドが影響か、株ポケ過去2番目の利益を出し好調

　株式会社ポケモンの2020年2月期の決算が出ています。

　この決算は、過去2番目の利益を出す好調なものです。

株ポケ過去2番目の利益に

　株式会社ポケモンが、2020年2月期の決算内容を公告しています。

　これによると、今回の決算は、純利益が153.67億円になっています。

　153.67億円の純利益は、前年比14.8％増となる好調な内容です。

　また、株式会社ポケモンは、2017年2月期に過去最高となる約160憶円の純利益を出していますが、今回はこれに続く過去2番目の純利益になっています。

　好調な理由は公表されている資料だけからは分かりませんが、おそらく、ニンテンドースイッチ「ポケモン ソード シールド」が発売されたことが影響していると思われます。

　「ポケモン ソード シールド」は、今回の株ポケの決算と少し集計期間のズレはありますが、2020年3月末時点で1737万本も売れており、予想以上の成績を残しています。

　これにより、前年よりも大きな利益を出すことが出来たということだと思われます。

　ちなみに、株ポケの利益の大部分は本編ゲームではなく、「ポケモンGO」によるものであり、現在もまだポケモンGOの課金者が相当数いるのでこのような過去2番目となる利益を出せているということになっています。

ポケモンセンターも好調

　ポケモンの企業体としては、株ポケの他に、ポケモンセンターを運営する「株式会社ポケモンセンター」という組織も存在します。

　こちらは、株ポケとは別に、2020年2月期の決算が出されています。

　これによると、株式会社ポケモンセンターの2020年2月期の純利益は1.74億円です。

　この1.74億円という純利益は、前年比55.3％増となっており、こちらも好調と言える内容です。

　ちなみに、株式会社ポケモンセンターが好調な理由は、観光客の増加などもありますが、株ポケ同様、ニンテンドースイッチ「ポケモン ソード シールド」の発売が影響している部分もあると思われます。

　それは、毎回、ポケモン本編の完全新作が発売されるとき、ポケセン限定版も発売されるので、その販売で利益がアップする構造になっているからです。

　なお、この決算は、2020年2月29日までの内容なので、外国人観光客に頼って来た部分も大きいポケモンセンターの今年度の決算は悪くなっていると予想されます。

　一方、株ポケの方は、「ポケモンGO」が、無料配布のないリモートレイドパスやポケコインが使えない課金イベントの連続などで売り上げを伸ばす状態になっているので、今年度、過去最高の利益を出す可能性もあります。