スマホの「ポケモンスリープ」の話題をご紹介しておきます。
話題は、睡眠の質を改善したり測ったりすることは出来るのかについてです。
ポケモンスリープと睡眠の質
「ポケモンスリープ」の配信が日本でも開始されています。
今作は、睡眠をテーマにしたポケモンアプリであり、ポケモンの寝顔を集めるというようなものになっています。
そして、睡眠と言えば、最近は「睡眠の質」というものがちょっとしたブームになっています。
これは、タレントのマツコ・デラックスさんが「ヤクルト1000(Y1000)」を飲んで、その宣伝文句通りに睡眠の質が改善さたとコメントしたことなどから発生したとも言われているブームです。
ポケモンスリープは、このちょっとした睡眠ブームとも言える中でリリースできたのはかなりラッキーなことかもしれません。
ただ、ポケモンスリープは、ヤクルトのように睡眠の質を改善したりするようなアプリではありません。
また、睡眠の質を測ったりすることも出来ません。
さらに、眠れない症状を改善するためのものなどでもなく、普通に眠れる人が自分の眠りの状態を観察するようなアプリになっています。
よって、ポケモンスリープは、あくまでも睡眠を使った遊びが出来るポケモンアプリぐらいに思っておくべきであり、睡眠の悩みを抱える人が使うアプリではないということになります。
むしろ否定派
「ポケモンスリープ」は、睡眠学の世界的権威である柳沢正史先生が監修しているアプリになっています。
柳沢正史先生によると、「睡眠の質」と言われるようなものは、睡眠医学の観点では信頼性が不十分なものになっているそうです。
このため、最近のブームの中で当然のように「睡眠の質」というものが存在するかのように言われていますが、学問の分野ではそれを否定する考えも普通にあるということです。
そして、ポケモンスリープは信頼性が不十分だと考える先生の監修するアプリなので、「睡眠の質」については、むしろ否定派の方だと言えるものになっています。
睡眠タイプ
「ポケモンスリープ」は、「睡眠タイプ」というものを測定する機能が付いています。
この睡眠タイプは、「うとうと」、「すやすや」、「ぐっすり」というような分類で示されます。
この測定結果は、「ぐっすり」が一番良いようにも思えます。
ただ、この測定結果は、その日の睡眠で「うとうと」、「すやすや」、「ぐっすり」のどの時間が多かったのかを示すものになっているだけであり、過去の自分の睡眠との比較データです。
また、人は睡眠中、うとうと、すやすや、ぐっすりという3つの眠りの状態を繰り返しているそうです。
そして、うとうと、すやすや、ぐっすりのどれも睡眠にとって重要な眠りなので、どの結果が一番良いというものではなく、これが睡眠の質を表すものでもないとのことです。
ちなみに、柳沢正史先生の考える健康に良い睡眠は、「規則正しく、たっぷりと寝ること」なので、ポケモンスリープはその状態になれば「高得点」が得られるというような仕組みになっています。
具体的には、8時間30分寝れば睡眠スコアは100点となります。
このため、柳沢正史先生の推奨は、1日8時間30分の睡眠ということでもあります。
ただ、これは16歳を基準としているので、100点を出すのにこだわらなければ大人はもう少し短くてもいいようです。
また、最適な睡眠時間は個人差もあるとされており、一概には言えないようです。
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コメント
8h30minも寝たら一日終わってまうで・・・