ポケモンSV大会、再開催が案内されるも世界大会の出場権が剥奪され荒れる

　ニンテンドースイッチ「ポケモン スカーレット バイオレット」について、1つ話題が出ています。

　話題は、大会の再開催が案内されるも世界大会の出場権が剥奪され荒れているというものです。

ポケモンSV大会、再開催

　「ポケモン スカーレット バイオレット」を使った公式のバトル大会として、「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2023」というものが開催されています。

　このポケモンSV大会は、まず、「予選」が3度行われています。

　その後、「予選」を勝ち上がった人だけを対象にした「本戦」が実施されています。

　しかし、この「本戦」の大会がバグだらけだと話題になっていました。

　ポケモンSV大会のバグの内容は、対戦の中断が出来ず、4時間ぐらい掛かる20戦連続試合を強制されたり、自分の対戦回数やレートが表示されない、一度対戦した相手とまた何度も対戦するなどです。

　これにより、「本戦」はまともな大会になっていませんでした。

　今回、このポケモンSV大会のバグについて、公式が謝罪しています。

　その謝罪内容は、上のようなものです。

　ただ、元々この大会は予選を勝ち上がった招待者のみが参加できる大会ということもあって、詳しい内容は公開されておらず、公式が何を言っているのかよく分からないという人も多いと思います。

　今回、公式からメールで詳しい案内を受け取った人がその内容を公開しています。

　これによると、今回のポケモンSV大会は、再開催することになったそうです。

世界大会の出場権は剥奪

　ニンテンドースイッチ「ポケモン スカーレット バイオレット」を使った公式のバトル大会「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2023 本戦」のバグのあった大会で上位64人に入賞した人は、そのまま次の大会となる「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2023 決勝」に進むことが出来ます。

　また、再開催となるポケモンSV大会でも上位64人に入賞すれば、「決勝」に進むことが出来ます。

　つまり、本来は64人しか決勝に行けないはずが、倍の128人が決勝に進めるようになったということです。

　これにより、めでたしめでたしで終わる…というような「朗報」ではないと言われています。

　それは、決勝には、バグ付きポケモンSV大会とバグなしポケモンSV大会の両方の合計128人が進出できますが、決勝に進んだ特典として付与される、その後に行われる「ポケモン ワールドチャンピオンシップス2023」という世界大会への進出権は、本来の予定の64人分から変更はないとされているからです。

　これは、順位によって参加条件の優遇が設定されていますが、本来は、ざっくり言えば「決勝に進出＝世界大会の出場権をゲット」になっているはずでした。

　しかし、今回、決勝の人数を倍にしたものの、世界大会の出場の人数は倍にしなかったことで、世界大会に参加するためには、決勝で上位64人に残る必要が出て来たということです。

　つまり、バグ付きポケモンSV大会で決勝に進んで世界大会の出場権を得たと喜んでいたら、今回の再開催の案内でその権利が剥奪されたような状態になったので荒れているということです。

　よって、ポケモンSV大会は、世界大会の出場権を剥奪せずに、決勝進出者128人全員に出場権を与えろというのが、今回のバグの被害を受けた本戦の参加者の願いとなっています。

　ちなみに、今回の再開催の案内は、いきなり5月28日に開催しますと言われても、参加に何時間も掛かる大会なので、他の予定を入れていて無理だというような不満もあります。

　また、バグ付きポケモンSV大会での試合数の集計が正しくなかったので、既定の試合回数に達せず順位が付かなかったというような不満も出ています。