ポケットモンスター ピンク、プリンを主役にした幻の初代作品が？

　ポケモンの初代作品について、海外で1つ話題が出ています。

　今回は、「ポケットモンスター ピンク」という、プリンを主役にした幻の初代作品が存在したのではないかというものです。

ポケットモンスター ピンク

　ポケモンのゲームの初代作品としては、「ポケットモンスター 赤 緑」、「青」、「ピカチュウ」という4種類が存在します。

　このうち、赤と緑は現在も続く、2バージョン同時に発売された作品です。

　その後、赤緑の3バージョン目として「青」が発売されています。

　ただ、この青は、ポケモンのヒットに貢献したコロコロコミックに関連して、日本限定で特別に発売された作品です。

　更にその後に発売された「ポケットモンスター ピカチュウ」は、初代の4バージョン目とも言えるものですが、これは、ポケモンアニメの要素を取り入れた初代の新アレンジ版とも言える作品になっています。

　今回、この「ポケットモンスター ピカチュウ」の発売に関連して、「対」となる「ポケットモンスター ピンク」の発売が計画されていたのではないかと海外で少し話題になっています。

プリンを主役にした幻の初代？

　「ポケットモンスター ピカチュウ」は、その名の通り、ピカチュウを主役ポケモンにした作品です。

　今作では、主人公は御三家ではなく、ピカチュウを最初に手に入れることになります。

　この「ポケットモンスター ピカチュウ」は、海外では、「ポケットモンスター イエロー」という名前で発売されています。

　そして、このイエローのソースコードには、「ピンク」と記述された別パッケージに関する記述が存在するということが明らかになっています。

　つまり、「ポケットモンスター 青」は特殊な発売経緯を持つので別として、「ポケットモンスター ピカチュウ」（イエロー）を発売するときに、また2バージョン同時に発売しようとしていた痕跡が発見されているということです。

　また、日本だと「イエロー」は「ピカチュウ」として発売されているので、この「ピンク」はピンク色のポケモンが主役のパッケージになっており、それが「プリン」だったのではないかと推測されています。

　よって、初代のポケットモンスターのゲームは、「ポケットモンスター ピカチュウ プリン」という2バージョンの発売計画があったのではないかということです。

　ちなみに、「ポケットモンスター ピンク」なら「ラッキー」などもその主役ポケモンの可能性に該当しますが、「ピカチュウ」（イエロー）版は前述のようにアニメをテーマにしたゲームです。

　そして、当時のポケモンアニメで最も活躍していたピンクポケモンはプリンだったので、プリンが主役ポケモンだったのではないかと推測されています。

　さらに、ピンクポケモンとしては、ギエピーの漫画の存在から「ピッピ」を予想する説もありますが、こちらも同じく、「ポケットモンスター ピカチュウ」がアニメをテーマにした作品になっているということを考えると、ピカチュウ版と整合性が取れるのはプリンの方だと思われます。

　なお、今だと、ピカチュウの「対」はイーブイということになりましたが、もし幻の「ポケットモンスター ピンク」という初代作品が発売されていれば、「ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ プリン」という作品が発売されていた可能性もあったかもしれません。