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ポケモンのパクリで訴えられているパルワールド、裁判中に仕様を変えるコロプラ再放送の悪手

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ポケモンのパクリで訴えられているパルワールド、裁判中に仕様を変えるコロプラ再放送の悪手

 ポケモン関連の話題が1つ出ています。

 話題は、ポケモンのパクリで訴えられているパルワールドが、裁判中に仕様を変えるというコロプラの再放送の悪手を打っているというものです。

 

パルワールド、コロプラ再放送の悪手

パルワールド、コロプラ再放送の悪手

 パルワールドは、「パルワールドのパクリ裁判。株ポケと任天堂の請求が安いので逆に本気を感じる。これは賢い」の記事でご紹介したように、ポケモンのパクリだとして任天堂に訴えられています。

 この裁判は、まだまだ始まったばかりであり、パルワールドがパクリを認めて全面降伏でもしない限り、この先何年も掛かるものになるとみられています。

 今回、ポケモンのパクリで訴えられているパルワールドが案内を出しています。

簡単に言えば、ポケモンをパクったと任天堂から指摘されている部分のパルワールドの仕様を変えたというものです

 それは上のようなものです。

 この案内は、簡単に言えば、ポケモンをパクったと任天堂から指摘されている部分のパルワールドの仕様を変えたというものです。

 しかし、これはパルワールドとしてポケモンのパクリを認めたわけではなく、今回の変更は「訴訟の進行状況に左右されることなく、今後、どのような状況においても『パルワールド』の開発と配信を継続できるようにするため、予防的な措置」だとされています。

裁判中であるにも関わらず、一方的に俺は全く悪くないという声明を出しつつ、その声明と矛盾するような仕様の変更は悪手を打ったとも言えます

 一方、パルワールド側は「原告(=任天堂)が主張するいずれの特許も侵害していないと確信」しているということも今回の案内の中でコメントしています。

 これは「確信」とまで強い言葉でポケモンをパクっていないと主張するのならば、任天堂からパクリだと指摘された部分の仕様を変える必要は全くないのではないかとも言えるものです。

 そして、パクっていないと「確信」までしているのに仕様を変えたということは、本心はパクっていると考えているということや、裁判で負けそうになって来たから仕様を変えたのではないかという疑いも出るものになっています。

 このため、裁判中であるにも関わらず、一方的に俺は全く悪くないという声明を出しつつ、その声明と矛盾するような仕様の変更は悪手を打ったとも言えます。

 それは、過去、コロプラの「白猫プロジェクト」も任天堂からパクリだとして訴えられ、裁判中であるにも関わらず、一方的に俺は全く悪くないという声明を出しつつ、その声明と矛盾するような仕様の変更を行っていたからです。

 よって、ポケモンのパクリで訴えられているパルワールドの今回の行動は、コロプラの「再放送」とも言える悪手だという判断をすることも出来るということです。

ポケモンのパクリで訴えられているパルワールドの今回の行動は、コロプラの「再放送」とも言える悪手だという判断をすることも出来るということ

 もちろん、今回の裁判は任天堂の主張が認められず、任天堂側が敗訴する可能性も十分あり、パルワールドが負けることが決まっているわけでは全くありません。

 しかし、裁判はAIが機械的に判定するわけでもなく、人間が判断するものであり、裁判所側の「心証」というものもあるので、裁判中であるにも関わらず、失敗だったとも言われていたコロプラの再放送を流してしまったのは今後の裁判で有利になるような印象はないかもしれません。

 なお、コロプラの再放送は、仮にパルワールド側が負けた場合、「権利侵害の期間を短くしていたので損害賠償額を減らすことが出来た」というようなメリットはあります。

 ただし、今回の裁判は、先のリンク先の記事でご紹介したように、任天堂側の請求はたったの合計1000万円であり、おカネの問題ではないので、何十億円も請求されていたコロプラとはまた少し違う部分もあるということになっています。

 これは、コロプラのように部分的な変更で許すようなものではなく、公式的にはそうは言っていないものの、実質ポケモンのパクリという話題性で客を呼び込んだ作品自体の悪質性を問うているものでもあるので、今更仕様を少し変更しても任天堂側は今後別の裁判を提起するなど、全く許すことはないとも考えられるということです。

 そして、このような部分がパルワールドのポケモンパクリ問題について、多くのポケモンファンが任天堂側の対応として求めている部分だと思われます。

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