ポケモンレジェンズアルセウス、カマキリ関連の雑学も知れるバサギリの追加

　ニンテンドースイッチ「ポケモンレジェンズアルセウス」の話題が1つ出ています。

　話題は、カマキリ関連の雑学も知れるバサギリの追加についてです。

アルセウス、カマキリ関連の雑学

　「ポケモンレジェンズアルセウス」には、新ポケモンも登場します。

　そして、この新ポケモンの1つに、「バサギリ」というポケモンがいます。

　バサギリは、ストライクの進化形です。

　ストライクの進化形としては、「ハッサム」が既に存在しますが、「バサギリ」は、「ポケモンレジェンズアルセウス」のヒスイ地方の特殊な鉱石で進化する、別の系統の進化形となります。

　また、ストライクは、「かまきりポケモン」という分類であることからも分かるように、虫の「カマキリ」を元ネタにしたポケモンです。

　カマキリは、その見た目から、「鎌（かま）で切る」というようなものが名前の由来になっているという説が有力です。

　一方、カマキリは、今はあまりそのように呼びませんが、「斧虫」と呼ばれることもあります。

　これは、カマキリの腕の部分を「鎌」（かま）と見るか「斧」（おの）と見るかの違いによるものです。

　そして、今回のバサギリは、斧のような腕を振るって攻撃すると説明されているように、腕の部分が斧的なものになっているポケモンです。

　つまり、鎌ではない、虫としてのカマキリの別解釈のポケモンが、バサギリだとも言えます。

　また、カマキリの腕の部分は、「斧」という解釈も有力だった時代に、「蟷螂の斧」という言葉も生まれています。

　蟷螂とは、カマキリのことであり、「かまきり」または「とうろう」と読みます。

　「蟷螂の斧」という1つの単語になると、読み方は「とうろうのおの」です。

　「とうろうのおの」は、虫であるカマキリが人間に対して腕（斧）を上げて威嚇する様子が、はかない抵抗だとして、無謀さを表すときに用いられる言葉です。

　このため、「ポケモンレジェンズアルセウス」のバサギリは、強そうに見えて、実はすごく弱いのではないかという予想も可能になっています。

　一方、「とうろうのおの」は、元々、虫であるカマキリが人間に対して腕（斧）を上げて威嚇する様子は、勝ち目がないものに対しても勇気ある行動をしていると称賛するような言葉だったとも言われています。

　このため、こちらの真逆の意味が重視されているのならば、普通に強いとも予想できます。