ポケモンの型共有の情報をご紹介しておきます。
構築共有ともまた違う「型共有」とは…
ポケモン、型共有とは
ポケモンの本編ゲームは、対人戦をメインにプレイしている人もいます。
そして、この対人戦において、「型共有」というものが最近少し話題になっています。
まず、ポケモンにおける「型共有」とは、対戦相手の情報を事前に仲間内などで共有することを言います。
イメージとしては、対戦相手が具体的にどのようなパーティ(構築)で戦いに挑んで来るかという情報を共有するものであり、広い意味では「構築共有」だとも言えます。
ただ、あえて「型共有」と言われる場合は、「構築共有」とは異なる状態を指すことがほとんどです。
構築共有との違い
ポケモンの「構築共有」は、狭い意味では、特定の誰かに関する情報ではなく、現在のポケモンバトルにおいて、強いと考えられるパーティ(構築)の情報を共有するというようなものです。
一方、ポケモンの「型共有」は、特定の誰かに関する情報の共有であり、例えば、「TNマスダ」は、ポケモンA、ポケモンB、ポケモンC…の6匹でバトルをし、それらのポケモンの技はこれで、それらの持ち物はこれで…というように、具体的に特定のプレイヤーの情報を共有するようなときに使われます。
そして、「構築共有」は全然問題視されるようなものではありませんが、「型共有」はダメだと言われることが多くなっています。
「型共有」がダメだと言われるのは、対戦前に自分の手の内を全て明らかにしてポケモンバトルをするような人はほとんどいないからです。
ポケモンバトルは、相手が出すポケモンが分かっていれば、それに挑む側はかなり有利になります。
しかも、わざや持ち物まで分かっていればなおさらです。
このため、ガチな大会などになればなるほど、前述のように、自分の手の内を事前に全て明らかにするような人はほとんどいないわけです。
ただ、自分の手の内が事前に知られてしまうこともあります。
それは、オンラインやオフの大会などでポケモンバトルをした場合です。
練習の大会などでは、多くの人は本戦用の構築かそれに近いもので挑み、本当に強いかどうか確かめます。
このとき、対戦相手になった人には、当然その構築がある程度バレます。
そして、そのようなときに知った対戦相手の詳しい情報を、仲間内などで共有するのが「型共有」となります。
ちなみに、型共有の対象となる人は、基本的にはポケモンバトル界でかなり上位の人のみです。
また、上位の人はある程度知られる存在になっていることもあり、型が共有されやすい側面もあります。
公式大会で禁止説も
ポケモンの型共有については、こういうものも事前の情報収集の努力の結果だとして、全然問題ないという意見もあります。
ただ、2020年の「ポケモン日本一決定戦」の公式大会から、「対戦前に、対戦相手の意思なく、相手の出場ポケモンを知り得る行為」というものが禁止行為に規定されています。
また、2021年の「ポケモンジャパンチャンピオンシップス」では、予選の段階から、同じ一文が入るようになっています。
この「対戦前に、対戦相手の意思なく、相手の出場ポケモンを知り得る行為」が、具体的にどういったものなのかはハッキリしません。
ただ、「型共有」と言われるものは、これに該当すると考えることも出来るので、ポケモンの公式大会で型共有は禁止されているとも言えます。
また、仮に、この文章が型共有のことを指していなかったとしても、自分で全部公開している人は別ですが、やはり、事前に自分の知らないところで自分がどのような構築で挑むのかという情報が共有されるのは嫌だと思うのが普通なので、そういうことはやらない方がいいと言えるでしょう。
コメント
「構築共有」と「型共有」って日本語だけなら意味がほとんど一緒だし、もうちょいいい呼び方に変えられないかねえ?