ポケモンGO、位置偽装ツール提供者を訴える。マップツールは…

　ポケモンGOの位置偽装について、1つ話題が出ています。

　今回は、開発元のナイアンティックが、ツール提供者を訴えたと報じられています。

ポケモンGO、位置偽装を訴える

　ポケモンGOは、いわゆる「位置ゲー」と言われるゲームであり、現実世界のどの場所にいるのかが重要なゲームです。

　この「現実世界のどの場所にいるのか」は、スマホのGPS機能などで判定されています。

　つまり、GPSの位置情報を任意に変更出来れば、自由に「どの場所にいるのか」という情報を書き換えることが可能です。

　そして、これを可能にしているのが、「位置偽装ツール」と呼ばれているものになります。

　今回、ネット上での支援者も含めた、この位置偽装ツール提供者を、ナイアンティックが訴えています。

マップツールは…

　ポケモンGOの位置偽装ツールは、詳細はあえて書きませんが、簡単に動作するものはほとんどありません。

　アプリリリース直後は、ポケモンGO用というわけではない、一般向けの位置偽装ツールも使えたようですが、最近は、何度も対策が導入されているので、特定のいくつかのソフトしか動作しないようです。

　今回、そのうちの1つを提供していたとみられるハッカーグループに対して、ナイアンティックが訴訟を起こしています。

　訴訟内容は、知的財産権の侵害の他、法的な保護対象案件になるのかどうかは現時点ではよく分からないものの、他のプレイヤーに対して不当な優位性を与える部分が問題視されています。

　また、ツール配布の差し止め命令も求められています。

　ちなみに、今回のツール提供者は、同じナイアンティックの位置ゲー「Ingress」の位置偽装ツールも提供しているとされています。

　また、これらのツールの使用は有料？だったらしく、その収益も問題視されています。

　なお、ポケモンGOの不正ツールとしては、他には、いわゆる「マップツール」も存在しており、こちらも位置偽装と同様に、ナイアンティックが以前から何度も認めないとコメントしているものの、いつまで経っても全く排除出来ていないので、次はそういったツールに対しても法的なアクションを起こす可能性もあるかもしれません。