株式会社ポケモンの石原恒和社長のインタビュー記事が、先週のファミ通に掲載されています。
この中で、石原恒和社長は、株式会社ポケモンのビジョンは「現実世界とゲームの仮想世界をポケモンを通して共に豊かにすること」であるとコメントし、会社の存在理由のようなことを明らかにしています。
石原社長は、ポケモンは一番最初のゲームボーイの「ポケモン赤緑」から既に、ゲーム内に登場するトレーナーと現実のプレイヤーがポケモンを交換するという場面を作っており、これがそもそも現実世界の友達とケーブルを使ってポケモンを交換するということに対しての「仮想」を作り出していることを明らかにしています。
そして、ポケモンの真の面白さは、こういった現実世界でのポケモン交換と、ゲーム内という仮想世界でのポケモン交換といった、「現実」と「仮想」が入り混じるプレイ体験を当初から提供できているからこそであるということがコメントされています。
ちなみに、2016年にリリース予定の「ポケモンGO」は、そういった当初からのポケモンの面白さを進化させたものであり、ポケモンとしては、「現実」と「仮想」がより強く入り混じる、理想的な進化を遂げた作品とも言えるようです。
なお、石原社長は、ゲームプレイとしては「仮想」で完結させる方が没入感は高いと考えているものの、株式会社ポケモンが目指しているものは、「仮想」と「現実」が共に強調しあい、両方の環境がよりリッチになっていくものであるので、そうなるようなものを、「ポケモンGO」やその他のゲーム開発などを通じてこれからも提供していくことが明らかにされていて、それには「ポケモン」というコンテンツが最適な存在であるということもコメントされています。
コメント