ポケモンの話題を1つご紹介しておきます。
話題は、温情で保留のハッキングによるポケモンのリークが投稿されているというものです。
ゲームフリーク、温情で保留のリーク
ゲームフリークは、ちょうど1年前に「ゲームフリーク、ハッキングされる。ポケモン過去データと未公開の新作の情報など漏洩」の記事でご紹介したように、サーバーのハッキング被害に遭遇していることが明らかにされています。
この被害は、ゲームフリークの公式発表だと、社員などの個人情報が漏れただけにも思えるものでした。
しかし、実際には、このハッキングをした人物はゲームフリーク社員の個人情報などを入手する目的ではなく、ポケモンに関する新情報を得るために行っていたことを明らかにしています。
つまり、本当に漏れているのはポケモンの未公開情報などが多いということです。
そして、前述の記事でご紹介したように、1年前には過去作の情報や今後の作品などについて少しリークが行われていました。
ただ、「ポケモンレジェンズZA」の情報については、その時点で完全に盗まれていたものの、今後公開されるだろうからとハッカー自身が「温情」でまだあえて公開しないと宣言していました。
今回、もうすぐ「ポケモンレジェンズZA」が発売され、その全容が明らかになるので、もう温情でリークを保留しておく必要もないということで、1年前にあえて公開していなかった情報がハッカーにより投稿されています。
これにより、「ポケモンレジェンズZA」の開発中の画像などが一部明らかになっています。
また、今後発売される予定のポケモン作品に関する情報なども少しリークされています。
これらの情報は、以前は任天堂がすぐに消していたりもしましたが、今回はまだそのような行動をとっていないのか普通に残っているので、Xなどで目にする機会があるかもしれません。
よって、見たくない人はSNSの「おすすめ」などで表示されるフォロー外の情報などに注意しておいて下さい。
ちなみに、このような投稿はフラゲリークなどと異なり、完全に盗まれたものなので投稿者を著作権の侵害などで逮捕すべきだと1年前に言われていました。
しかし、結局、任天堂も株式会社ポケモンもそういった投稿者に対する逮捕に向けた動きをしていないのか、全く処罰はされておらず、今回再び同じようにSNSで拡散されるという残念な状態になってしまっています。
一方、任天堂はDiscordでゲームフリークのハッキングによるリークを拡散していたユーザーに対しては法的な手続きを進めているようです。
ただ、そこからの拡散はかなり影響力が小さく、もっと「主力の拡散者たち」に対して法的な手続きを進めないとダメだというような意見もあります。
なお、今回のリーク内容については、SNSに投稿されているものではなく「生のデータ」をこちらで少し調べてみました。
これを見る限りでは、ゲームフリークのハッキング被害は、カプコンのように開発に関する全資料や生々しい人事評価のデータ、ソニーやマイクロソフトなどとの独占契約の中身など、経営幹部しか知らないようなものも含めて会社のありとあらゆる全データが盗られたのかとも思えましたが、実際にはそうではないようです。
もちろん、まだ「温情」で投稿されていない情報が非常に数多く存在する可能性も十分あるので、今後やはりゲームフリーク社内の全データが盗られていたという結論になることもあり得ますが、現時点では「特定のあるもの」に関連したデータが漏れているだけで、ゲームフリークの社内の全データが流出したわけではない印象です。
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