ゲームフリークの増田順一氏が、DS「ポケットモンスター ブラック ホワイト」の「N」について、ニンテンドードリームでコメントしています。
これによると、「ポケモン ブラック ホワイト」を開発している時点では、「2」を作ることは全然考えておらず、「N」については、行方不明のまま皆様の心に留めておいてもらうつもりだったことを明らかにしています。
増田順一氏は、Nの設定を考えたのは自分だったものの、こんなに人気が出るとは思っておらず、想像以上の人気だったということをコメントしていて、「2」を作るなら出さないとおかしいということで、「N」は「ブラック2 ホワイト2」にも登場することになったようです。
ちなみに、増田順一氏自身は、今回のディレクターの海野隆雄氏に「必ずNを出して欲しい」ということは頼んでおらず、Nを出すことを決めたのは海野氏だったことも明らかにされています。
そして、海野隆雄氏は、自分自身が前作のNに対して未消化な部分があったので、こういう考えを持っていたのではないか、2年の間、こうしていたのではないかということを考えて「ブラック2 ホワイト2」のNの設定を作っていったことを明らかにしています。
なお、海野氏なりの解釈では、前作の「ブラック ホワイト」は、Nのポケモンの解放の主張と同時に、N自身がポケモンから解放されようとしている部分があったということで、周囲の期待や様々な思惑から、どう解き放たれていくのかというところが、海野氏自身の知りたかったところであり、「ブラック2 ホワイト2」で描きたかったところにもなっているということがコメントされています。
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コメント
もしもNがいなかったら私の中で「ポケモン」は永遠に子供向けだった。BWの主人公の存在がNに大きな影響を与えたように、私もNに「ポケモン」という作品の価値観を変えられた。
増田さんと海野さん、ゲーフリのスタッフの皆さんに感謝しています。考え方を変えるのはすごく難しいことだから………
Nより前作主人公をだな…
確かに前作主人公を出すと「レッド」とかぶってしまうかもしれないけど、
何かしらの工夫をすればかぶることなく登場させることができたのではないでしょうか。
まぁNと何度でも戦えることは僕にとって、特に評価すべきポイントですが。
ごもっとも(^-^)v